Q & A

※保護者の声に記載している(年少女児母)などにおける「年長」「年中」「年少」などの表記は、保護者の声を書いた当時のお子さんの年齢です。

Q1. 縦割り保育とはどんな保育ですか?

 

A. 縦割り保育とは、異年齢の子どもたちが1つのクラスで一緒に過ごす保育です。

子どもは子ども同士の関係の中で大きく成長します。

自分が年下の立場のときには、年上のお友だちの姿を見て、「あんなことができるようになりたい」と憧れたり、年上のお友だちがすることを真似して今までできなかったことができるようになることもあります。

自分が年上の立場になると、年下の子を助けてあげたり、遊びをリードすることで自分の成長を感じることができます。自分に自信が持てること、それは自分を信じる力です。その力がこれからの成長の根っこになります。

また異年齢で共に生活することを通して、子どもは集団の中での自分の役割を自然と見つけるなど、人間関係を学ぶことができます。

縦割り保育という、たくさんの兄弟姉妹と共に過ごす体験は、少子化が進む現代の子どもにとってかけがえのない体験となると考えています。

<保護者の声>

    ●一人っ子なので、縦割り保育の中で兄弟姉妹のように過ごすことができるのはとてもありがたいです。      (年中女児母M.K)

    ●縦割り保育の中で自然と年上の子を見習ったり、憧れをもって「いつか自分もあんなことができるよう       になりたい」と思うようになっているようです。また、我が家には未就園児の妹もいるのですが、送迎       時に園児たちと触れ合っている様子を見ると、この園の子たちは自分より小さな子への接し方が上手だ       し優しいなと感じます。(年長女児母H.M)

Q2. なぜ少人数制なのですか?

 

幼児期の集団生活としては、20名前後の人数がちょうどいいぐらいだと考えています。それは、子どもがリラックスして安心して過ごすことができる人数だからです。なないろの木こどもえんでは、お友だち同士はもちろん、お友だちのお父さんやお母さん、兄弟姉妹の顔も覚えられて、園全体がまるでひとつの大きな家族のような、温かい繋がりが生まれます。

また、子ども同士の自由な遊びや、様々な集団活動にもちょうどよい人数です。子どもたちは安心してのびのびと人間関係を育むことができます。家族より少し大きい小集団の中で、お友だちと深く関わり合い、人と人とが共に生きるという体験を重ねることを大切にしています。

保育者が、一人ひとりの子どもの様子を十分に把握し、一人ひとりを大切に育む上でも、適切な人数だと考えています。

<保護者の声>

 ●少人数であることで、細かなところまでよく見て頂き安心できます。(年長女児母M.T)   

 ●うちの子は幼稚園に入る前、たくさん人がいる場所が苦手で、幼稚園もどうしようか悩みましたが、

      この園は少人数なので、我が子も安心して通うことができています。家族の次に出会う社会の規模と

      しても、ちょうど良いように思います。(年長女児母H.M)   

Q3. 給食はどんなメニューですか?

 

給食は毎日園舎内で手作りしています。給食の材料のお米や旬の野菜などは、顔を知った契約農家から届きます。その他、調味料なども、できるだけ安全なものを選んで使用しています。メニューはご飯、おかず、汁物の三品です。おかずや汁物は、旬の野菜の力や味を大切に調理しています。

遠足では、契約農家の畑や田んぼを訪れます。子どもたちが、自分が給食で食べている野菜やお米がどんなところで育てられているのかを知り、育ててくださる方との関係をつくることも大切にしています。

<保護者の声>

    ●給食に関してだけでも、なないろに通わせてもらってよかったなあ、価値あるなあと思います。
      「うちのおみそしるはおいしくない」と子どもに言われるのはうれしくないですが。
(年中女児母M.K)

    ●アレルギー(卵)があっても、もともと食材に使用していないので、安心してお任せできました。

        (年中女児母A.K)

Q4. どんな行事がありますか? 保護者が行事に参加する機会はありますか?

 

入園や卒園のお祝いのほか、季節にちなんだ行事としては、泥田遠足、七夕、お月見団子作り、芋ほり遠足、クリスマス(冬至)の光のお祝い、餅つき、節分の豆まきや味噌作りなどがあります。入園や卒園のお祝い、遠足、餅つきは、保護者の方も参加できます。

1学期と2学期の終わりには「終わりの会」があり、毎日保育で行っているライゲン(輪になって、歌や言葉などに合わせて全身を使って動くお遊戯)などでの子どもの様子を保護者の方が見ることもできます。

一人ひとりの誕生日に開くお誕生会には、誕生日の子のおやごさんにも参加していただいています。園のお友だちと保育者、そしておやごさんと一緒に誕生日をお祝いします。

発表会や運動会は行っていません。そのためのたくさんの練習や、人前で発表する緊張を強いることは幼児期にはまだ必要なことではないと考えています。

<保護者の声>

    ●発表会や運動会はないですが、学期ごとの”終わりの会”で、子どもたちが毎日園でどのように過ごして        いるか垣間見ることができるので、毎回楽しみにしています。お誕生日のお祝いの会が、その子一人

       だけのためにひらいてもらえます。誕生日の子はもちろんのこと、お祝いする側の他の子ども達も、

       本当に嬉しそうにしています。保護者も参加するのですが、とてもあたたかいお誕生日会で、幸せな

       気持ちになりました。(年中女児母A.K)

    ●親に見せるための行事はほとんどないですが、初夏には梅干し作りや藍染め、冬には味噌作りなど

       日本の古くからの伝統的な保存食作りや物づくりを体験できる機会があり、子どもにとって五感に働き        かける大切な年中行事だなと思っています。(年長女児母H.M)

Q5. 園庭がないようですが、運動面ではどんなことをしていますか?

 

毎日、給食の後、近くの川辺や公園に外遊びに出かけます。川には生き物も多く、夏にはザリガニを探すことが子どもたちの大の楽しみです。公園には季節の草花があふれ、春には草花で冠を編むのが楽しみです。公園では広場や斜面をのびのびと走り回ることもできるので、子どもたちは走ることも大好きです。

日々の外遊びのほかにも、月に1~2回、近くの里山に出かけて、たっぷり山の中で遊ぶ「山遊びの日」を設けています。その日は朝からお迎えの時間までずっと山で過ごします。

<保護者の声>

    ●うちの子は 河原での外遊びが大好きです。春はお花で冠を作ったり、葉っぱでおままごとやお店屋

       さん、夏は川で水遊び、秋は落ち葉や木の実で遊び、冬は堤防を思い切り走って寒い日でも暑くなる

       そうです。園庭がなくても自然の恵みにたくさん触れられて素敵な時間を過ごしているんだなと思い

       ます。お山では、山登りはもちろん、木登りもしているようです。うちの子は、年少さんの時は先生に        手伝ってもらわないと登れなかったけれど、年長さんになると一人でひょいひょいと登れるようになり        ました。休日に同じお山に家族で出かけて、子どもから「なないろの皆とこんな風にあそんだよ」

     「ここにこんな木があるんだよ」とお山での様子を教えてもらうのが楽しみです。(年長女児母H.M)

 ●近くの河原にお散歩に行けるのでのびのび遊べているようです。我が家は河原が通園路にあたるので、       その場所がとても馴染みの深い遊び場所になっています。(年長女児母M.T)

    ●うちの近所の人が子どもたちが川で遊んでいるのを見たらしく、「あまりに楽しそうに、元気よく

  遊んでいるので、思わず見とれてしまったわ!いい幼稚園に行ってらっしゃるのね。」と

  言われました。(年中女児母M.K)

Q6. 送迎は必ず保護者でなければいけませんか?

 

朝、登園時には、お家での様子やその日の体調などを保護者の方から直接うかがいます。降園時には、保育中の様子を保護者の方に直接お伝えしております。そのように保護者と保育者の日々のコミュニケーションを大切に考えているため、できるだけ送迎は毎日保護者の方にお願いしております。保護者の方がどうしても難しい場合は、代理の方にお願いすることも可能です。

<保護者の声>

    ●子育てで何か困っていることがある時などに、登園・降園時に先生方や他の保護者の方とお話しして、        知恵やアイデアを共有して頂けるのが嬉しいです。(年中女児母A.K)

Q7. 遠方から通っている園児さんはいますか?

 

京都市内、大阪、奈良から通園している方もおられますが、遠方からの通園は子ども自身にとっても、そして送迎するおやごさんにとっても、大きな負担になる場合があります。入園前に、出来得る限り負担の少ない通園方法を十分に検討した上で、入園を決定するようにしております。

<保護者の声>

    ●電車通園をしている保護者です。片道50分、入園するまでに、三年間通えるか、親の意気込みだけで         子どもの負担にはならないか、家族のサポートの有無、懸念されることについて考え、電車で通園する       ことに決めました。通い出すと、遠方だからこその楽しみや、今しか味わえないかけがえのない大切な       時間となっていることに気付かせてもらっています。毎日の繰り返しを大事にして、生活リズムを整え       過ごすことに意識を向けることで、子どもは健やかにそして穏やかな気持ちと共に遠方から通園して

      います。(年中男児母S.U)

    ●入園を検討する際に、遠方であること、子どもへの負担を考え、先生とよく相談させて頂きました。

       母の心配をよそに、案外電車での通園でもグズることなく環境に適応してくれて、子どもの成長を

       感じることができました。(年中女児母A.K)